私は1年間休学したり、在籍はしていても、あまり授業に出席できなかったりして、卒業まで結局5年程かかりました。家庭の事情や、仕事をしていたこともあり、授業以外取り立ててやったと言える程の努力もしないまま来てしまいましたが、御蔭さまで無事通訳科を卒業でき、今はワークショップに通っています。その間、多くの先生方にお世話になり、色々な勉強の仕方や、先生方の様々な経験談を教えていただき、大変勉強になりました。
 アイビーの先生方に共通しているのは、どの先生もまず、基本的にきっちりとした正確な訳し方を教えて下さるという事です。その分、細かい点まで指摘されるという場合もありますが、逐次の際に、正確な訳し方を習うため、後に同時をやる場合、削ぎ落とす作業をすればいけるわけです。これが最初から雰囲気だけで大雑把に訳す癖をつけてしまうと、情報を漏らすことなく、且つ、きれいで解りやすい訳を出すのは非常に難しくなると思います。"通訳は逐次に始まって、逐次に終る"と言われていますが、それを体現するには、きっちりとした土台があってこそであり、そこから例えばピカソの抽象画への移行のように、独自の訳出の仕方も見出されるものと思われます。先生方は、決して厳しいというのではなく、しかし、非常に熱心に、教材の他にも様々なオプションを用いて指導してくださいますので、授業には常に心地よい緊張感を持って臨むことができます。
今後、私もアイビーで学んだことを生かし、益々精進していきたいと思っています。


















通訳コース基礎科に入って6ヶ月になります。
受講しての感想は、まず第一に、先生方がすばらしいということです。この先生の授業を受けさせて頂くだけでありがたいという気持ちにいつもさせられます。
私が受講を決めたのは、説明会で先生のお話を伺ったのがきっかけでした。
「英語は川の流れのようなもの。よく見ようと顔を近づけて、水の中に顔をつけてしまうと、全体の流れが見えない。適度な距離感をつかめた時、初めて英語は聞こえてくる。」
それまで英語のニュースなどを聞いても、いくつかの単語は聞き取れても、結局何のことだか分からない、または一つ知らない単語が出てくるともう後がさっぱりわからなくなる、という状態だった私にとって、この言葉はまさに目からうろこが落ちる思いでした。
 通訳には、単なる英語力だけではない、様々なスキルが必要です。その一つが聞き方、距離感です。川の流れと適度な距離感を保ちつつ、過ぎていった流れを記憶し、今、目の前にある流れをしっかり理解し、次にやってくる流れを予測しなければなりません。その合間に記憶の補助として、メモも取らねばなりません。言葉にすると簡単なようですが、これがなかなか大変です。集中力を分配する必要があるからです。授業では、訳出をして、こういったスキルを身につける訓練をします。
 基本的には毎回、英語か日本語か、どちらかの教材を使い、聞いては逐次訳していきます。先生は、生徒の訳のよいところは生かしながら、どうすればより良い訳になるか、模範を示してくださいます。授業は全てテープに録音しますので、自宅で何度でも復習ができます。授業で聞きそびれてノートが取れなかった、なんていう心配もありませんし、少々恥ずかしいですが、自分のパフォーマンスを確認することもできます。半期に一度、授業で扱った教材からテストがありますので、この復習は重要です。
 また、逐次通訳の練習の合間に、ノートテイキングやラギングなどの練習、さらに時事問題の記事を読むこともあります。
 決して楽なコースではありませんが、しっかりと実のある内容だと思います。
 英語の勉強をしている方なら、シャドーイング、リテンション、サイトトランスレーションといった勉強方法をご存知の方も多いはずですが、なぜそれが有効なのか、何のために必要なのか、といったことを、私はこのコースを受けて初めて理解した気がします。理解した上で行う方が、効果も上がろうというものです。
 しかしながら、授業のたびに基本的な英語力がいかに大切かという事を思い知らされます。当たり前ですが、知らない単語は聞き取れません。また、日本語を英語に訳す際にはなおさら、知らない単語はもとより、文法の曖昧な点、表現力のなさ、すべて表に出てきて、自分が一番それを痛感することになります。そういった意味では自分の弱点を知る機会になります。単語力、表現力、課題はたくさんあります。授業以外でも、弱点を補うべく、常に努力が必要だと感じさせられます。
 ところで、英語を日本語に、日本語を英語に、という作業を繰り返していると、色々と面白い発見があります。日本語と英語の構造の違いは歴然としていますが、それは背景にある文化や考え方、発想の違いと密接に関係しているんだなとか、最近ではそういったことにも興味が深くなりました。
 例えば、日本の、特に偉い方のスピーチなどを聞くと、日本語ではなんの違和感もなく、美しい言葉であるのに、英語に置き換えたとたん、なんだか奇妙な中身のない文章に感じられたりすることがあります。主語や目的語がなくても文章が成り立つ日本語が、いかに曖昧か、述語が最後に来るゆえにいかに移ろいやすい言語なのか、日本人がどれだけ無難に会話を切り抜けることができ、またそういう発言を好むのか、といったことを実感します。逆に英語は、結論が非常に明確で、論理的、限定的ですから、時に日本人には強く聞こえたり厳命的に聞こえたりすることがあると思います。日本と他国との間に横たわる様々な問題にも、案外そういった両者の感覚や思考回路の違いというものが関係しているのではないかな、と考えはどんどん広がっていきます。
 話がそれてしまいましたが、そういった意味で、通訳の勉強というのは、通訳を目指す方のみならず、広く英語や海外が好きな方、海外や日本について理解を深めたい方にとっても、とても面白いのではないかと思います。


















私がアイビーを選んだきっかけは、転職後、仕事で翻訳をしたり英語を使う機会が何度かあり、突然自分の表現力、語学力のなさに気付いたことからでした。自分の弱点を克服するにはどの方法がよいのか迷いましたが、日本語・英語両方の表現力、語学力が欠けていると感じていましたので、英会話で片方だけ勉強するよりも自分には両方の勉強ができる通訳コースが良いのではないかと思い受講を決めました。
それまでに英語を使う経験は大学時代留学をしていたことと、仕事で英語のマニュアルを読んだりと限られた分野で英語に接する程度でしたので、アイビーの通訳コースで学ぶことは新しいことの連続でした。今までの生活では気にもとめなかった話題も多く、政治・経済・文化に関しても興味を持てるようになったことや、英字新聞が読めるようになったことは自分にとって大きな収穫だと思っています。授業は思っていた以上に通訳の奥深さを知り通訳を仕事としてやってみたいと感じるようになりました。今は、仕事を持っていますので、転職は考えていませんが、通訳コースを終了することを目標にして、今後の自信にしていきたいと思っています。


















勉強になった点
@ 頭。いわゆる学問的には理解しているつもりの英語をさらに文法的にしっかり習熟させ、さらに実質的に即戦力として使える英語になる。
A 日頃避けがちな演習(リプロダクション、リテンション)の強化を目指すことにより、通訳の能力が高まっていくと思う。
B 日→英では、意外になにげない日本語の表現を、いざ英語に直す時に臨機応変に対応しなければならないと感じた。また、全体をとらえ、話し手が何を伝えたいのか理解することも大事であると思った。
C 英→日では、逆に自らの日本語表現の稚拙さを感じ、日本語の新聞などを別の読み方(表現方法を習得するための)をするようになった。
D 時事英語に関しては、editorial(社説)を通して政治・経済に関する基本的な用語の英語表現が学べる。
E 実際、現場で通訳として活躍されている教授陣なので、生の声、例えば経験談(失敗談も含めて)など伺い、プロの大変さを痛感した。


















「通訳者養成」という目的のためのシステムがよく整っているのは言うまでもありませんが、授業についていこうとしているうちに、英語能力・日本語能力ともに、とてもよく鍛えてもらっていることを感じます。通訳になる、ならないに関係なく、英語勉強法として個人的にとても気に入っています。教材も多様な分野にわたり、教養を身につける面でも有効です。
今後もできる限り継続して受講しようと思っています。


















私がアイビーがまだサイマルであった頃、大学時代に通訳入門科を受講しました。
しかし学生にとっては授業料が非常に高額でいったん休学しました。
社会人になり、仕事が慣れてきた頃に復学し、入門科から基礎科にあがりましたが、残業が増え授業に出席できずについていけなくなり再び休学しました。
授業に出席できないという理由の他に、海外経験が全くなかったので、授業のレベルについていけないというのもありました。
そこで休学中に語学力を高めようと自習に専念し、英検1級、通訳ガイドを独学で取得し、通訳ガイドの仕事を2年ほどして、また復学しました。通訳ガイドの現場で簡単な通訳を経験していることで、授業の内容が水を吸収するように身についていき、かつてはプレッシャーだった授業が楽しくて仕方なくなりました。
今回はISにもトントンと上がれました。この勢いで、今度こそ休学せずに卒業しようと思います。通訳者になろうと思い始めた頃、いくつかの学校に見学に行きましたが、私にはアイビーが一番合ってると思いますし、他で続けようとは思いません。

1つ目は、私のように出たり入ったりを繰り返している生徒は多いと思いますが、それをいつも柔軟に、良心的に受け入れてくださること。
2つ目は授業を全てテープに取っているので、仕事で時間通りに通えなくても帰って復習できること。
3つ目は授業はひたすら実技に時間を費やし、某校のように毎回多量の宿題を出して、その復習で授業が終る、といったやり方をしないこと。
4つ目は魅力的な先生ばかりで、先生方への憧れから自分を励ませることです。時間の限られた私にとっては、アイビーのシステムが自分のスケジュールや生活に合わせやすく、非常に有り難かったです。

正直言って、決して安い学費ではありませんし、授業をこなすにはかなりの集中力と時間が必要です。仕事やプライベートの都合で受講が困難になる時は誰でもありますが、アイビーならマイペースに生活に合わせて続けていけると思います。継続的でも継続できたからこそようやく今ここまでたどりついたのだと思います。


















通訳者養成コース入門科に入学したのが昨年春で、早くも1年半が過ぎようとしています。その後、基礎科、本科と進み、通訳の真の難しさ、奥の深さを実感しています。以前、別の通訳者養成学校に2年ほど通学した後、通訳のお仕事をやはり2年程した経験がありましたが、仕事を離れてかなり年数が経ってしまい、いざ復職となると不安が大きく、一から勉強しようと決意しました。
とはいっても、経済的に負担も大きく、又1歳の双子の娘と6歳の息子をかかえて、夫や実家の親にも協力を得た中でのスタートでしたので、最短の期間で、早く一人前に仕事が出来なくてはならないという、いわば「背水の陣」のような心構えでした。 
入門科では、短いニュースの暗記があり、2週間に1回、クラスの前に出て話すということもしましたし、単語テストもありました。メモをとらずに頭に記憶として残す、リテンションの訓練、時事英語の研究、その他通訳の勉強の土台をみっちりしました。 基礎科では、暗記や単語テストはありませんが、その分教材の内容がかなり高度になり、メモとりの練習、時事英語、同時通訳の初歩的な部分などが導入され、かなり苦戦しました。

今春より本科に進みましたが、ほぼ毎回逐次通訳の後に、同じ教材で同通の練習をします。初めはおぼつかない形でしどろもどろだったのも、少しずつコツをつかんで、後半は何とかある程度流れについていけるようになるので不思議です。入門科、基礎科に比べ、扱う教材の数がかなり増え、内容もかなり高度で、専門性の高いものも多くなり、相当な勉強が必要とされます。また講師の方々が毎回替わるため、勉強方法、教授内容、通訳の経験談などがそれぞれに異なり、非常に有意義で興味深く、大変ためになったと思います。
全体を通して、また他校と比べて印象的であった点がいくつかあります。一つは、学習環境が優れていることです。LL教室が完備されており、自習用ブースでテープを聞いて勉強ができますし、貸し出し用の図書、テープ、CDも豊富です。私自身も随分活用しています。2つ目に、事務局の方々がとても親切で、明るく、相談等しやすいことが挙げられます。3つ目に、講師陣が大変すばらしいことです。どの先生方も経験豊富で丁寧、優秀でいらっしゃいます。授業中も気軽に質問ができ、それぞれの先生が工夫を凝らした考え方をされているように思います。
最後にクラスの人数が多すぎず、少なすぎず、雰囲気よく和気藹々と同じ目標に向って取り組む姿勢に互いに刺激を受けて勉強できるのは素晴らしいことで、本当に感謝しています。 そして、一番強調したいのは、このように整った環境があっても、当の本人が真面目に努力しなくては、つまり学校に行くだけで伸びるのではなく、家に帰っていかに復習、予習し、それを活用するかに成功のカギがあるのではないかと思います。私も今努力している真っ只中で、将来は同時通訳でお仕事がいただけるようになることが夢です。